私の加湿器選び

 

 これまで散々「エアコン暖房は冬場乾燥する」という話を目にしてきたので、本当に乾燥して困ったら加湿器を買おうと夏場から考えていました。で、実際冬になってみたら洒落にならんくらい乾燥するので買う事にしたのです。それが昨年末の話。

 今までの人生の中で除湿機を使う事はあれども加湿器を使う機会が無かったので、加湿器がいかなる物かというのをよく知らなかったんですよね。だって私の中のぼんやりとした加湿器にイメージって

  • なんか壺っぽい
  • 壺から筒がニョーンと伸びてるっぽい
  • 壺っぽくなくても筒がニョーンと伸びてるっぽい
  • 一升瓶っぽいのとか
  • トイレブラシっぽいのとか

というもの。なんとも杜撰な想像力ですが、多分あの、オシャレ加湿器のイメージが強いんだと思います。その割には一升瓶だのトイレブラシだのと失礼な事を書いてますが。

 それにしても、そういったオシャレ加湿器って大抵が超音波式ですね。というところから加湿器調べが始まり、「超音波式」「気化式」「ハイブリット式」「スチーム式」と大別され、更にそれらからいくつか……という説明なんかしたくないんじゃー! というよりも私が説明なんかしたところで100%ネットの受け売りなんだから、したり顔で説明したりなんかしない。

 とにかく、ただ部屋を加湿したいだけなのに種類が多くて困るのです。そういう時はどうするか、それは「目的や希望を明確にする」のです。つまり、意志を明確にするのです。さすれば自ずと道は開けるでしょう。なんつってなぁ。ただの「加湿器の話」だってのに。

 そんなわけで、そうですね。私の意志というのは「加湿したい!」なんですが、そりゃー誰だって加湿器買う時はそうだよ。加湿したくないのに加湿器買う人って、なかなかいないと思うよ。なのでもう一歩踏み込みますと、

「手入れが楽!」

これですよね。これは大きいです。もっと声高に「手入れが楽!」と希望したいくらい、重要です。だって物臭だから。とにかく物臭だから。出来ればカードリッジやフィルターなんて物は存在しない方がいい。フィルターの掃除は面倒臭いし、カードリッジやフィルターの定期的な交換はもっと面倒臭い。雑菌の陰に怯えながら「フィルター掃除しないといけないなぁ……」と暮らすのは御免です。消耗品の交換なんて、まず購入するところから始めないといけないから更に御免です。電気代は当然安けりゃ安い方が良いに決まってるけど、手入れの楽さの方を選ぶかな。例えば雑菌が湧いても機械の中で留まればまだマシなんだけど、エアコンや加湿器(空気清浄機もか)は部屋中に雑菌をばら撒く事になるので、マメに掃除出来ないような物臭であれば手入れが楽なのにしとけという話です。しつこいくらい主張します、加湿器はとにかく手入れが楽なのが良いです。見た目? どうでもいい。見た目より手入れの楽さ。ホントしつこいな。

 そんなわけで力強く「手入れが楽!」と希望を明確にしたところ、スチーム式の加湿器を買うと幸せになれる事が分かりました。 

 

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 それがこれだったのです。これはポットですか? いいえポットではありません、加湿器です。という問答が発生しそうなフォルムです。象印の「EE-RL35」、当初はリビングで使用するつもりでもう一回り大きいのを買う予定だったのだけど、ヨドバシに買いに行ったら在庫無しだったので。まぁP子母が「面倒臭いからいらない」とぶん投げてしまい2階で使う事になったから、結果的にはこの大きさで良かったんですけども。

 

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 運転モードは自動3種と連続が2種。主に自動の「ひかえめ」なんですが、9帖でも充分に加湿されています。「高め」と「標準」は使った例が無い。あとは連続で弱運転など使いますが、弱のみだとなかなか加湿はされてくれません。そりゃまぁ使用目安が木造6畳なんだから仕方ない。

 湿度モニター(上部にある「高湿・適湿・低湿」のランプ)は、正直あまりあてにならない気がします。湿度計を見た方が早いです。

 

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 開けちゃうと完全にポット。いいえポットではあ(以下略)。 1ヶ月そこらノーメンテで使うとこんな感じでカルキ汚れが発生します。そんな時はクエン酸洗浄するのですが、その様子は別ブログにて。

 

kireina-ie.hatenablog.com

 いやー簡単。お手入れ超簡単。まさに理想! これが理想! 万歳! ポット万歳!(違うってのに)

 そしてデメリットの話をします。電気代です。まぁポットですから、当然水を沸かす時にガツンと電力を消費するのです。逆に言えば、沸きさえすればそんなに消費しないという事に……。具体的にどのくらい掛かるかはよく分からないですが、象印のサイトには「強運転で1時間約8円(1kWhあたり27円で計算)」とあるので、仮に24時間使い続ければ1ヶ月(30日で計算)4320円。確かに「高い」と言われるだけあるなーという感想ですが、まぁ24時間は使ってないし、外出時だって使ってないし、せいぜい18時間くらいかなぁ。あと、もっぱら「ひかえめ」or「弱」運転なので、なんとなく電気代は月2000円台じゃないかと。思うのですが。これを高いと捉えるか安いと捉えるかは、うーん。それくらいで済むなら、というのが正直なところですかね。

 あともう一つデメリットと言われるものがありまして、それが「騒音」。苦手な音はとことん苦手なので大丈夫かと多少の心配はありましたが、結論から述べると大丈夫でした。だってただのポットだもん。けど、うるさいといえば確かにうるさいので、寝られない人は寝られないかもしれないです。以上。

 

 ……と、こんな感じです。ちなみに猫の反応ですが、最初は「なんだこれ」と少し警戒したくらいで、30分も経たないうちに慣れてました。蒸気に顔を突っ込む事も特にせず。まぁ万一倒してもフタは簡単に開かないようになってるし、お湯漏れも最小限に止める構造らしいので、毎度全力で加湿器にタックルするレベルの活発な性格でもない限りそこまで心配する事も無いのかなとは思うものの、猫って予想外の事をする事があるので何とも言えず。人それぞれじゃなくて、猫それぞれ。

 

 

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