夫が無断外泊した

 別に狙ってタイトル付けたわけじゃなくて、事実を書いたまでの話。「2世帯住宅は落ち着かない」なんて書いたら、私じゃなくて夫が家出したというね。何それ。

 なんか嫌な感じなので先に結果を書いておくと、「一人になりたくて街へ出たら携帯の電池が切れてネカフェで一泊した」らしいのですが。先に結果を書いても嫌な感じだなぁ。一般的にはこの話、信用出来るんですかね。この言い分が信用されて、しかも許されるのであれば、浮気し放題なんですが。いやまぁそういう話は無いんですけど、ってそういう風に思ってて裏切られるケースなんて腐る程あるのだけども。「夫に限ってそんな事、ナイナイ(笑)」なんてな。ありがちだよな、浮気されてんの。

 いや正直なところ、私はそのあたりの感覚が破綻しているので、嘘か否か・浮気か否かなんて割とどうでもいいです。家にいたって会話無いもんね。夫は新居に来てからネットフリックスで映画ばかり見てるから、会話なんてまず無いし。ネットフリックスかゲームか、って感じ。ただの同居人って感じ。

 それに、嘘なんて最初から吐かれてたので、それ以降がどうのこうのというのはもう意味を為さないんですよ、私の中では。「12時に迎えに来て」って言われて迎えに行ったらいませんでした。会社に電話したら「早く帰りましたよ」って言われました。だから業務外の付き合いかなと思って連絡を待ちました。来ませんでした。何回、何十回電話しても繋がりませんでした。仕事だと思ってたのに。昔からそうでした。こちらが迎えに行かなければいけないのに、連絡の一つもよこさず帰りが明け方になるなんてのは、よくある話。でも、それでも最初に大まかな行き先くらいは言ってたんですよね。今回はそれが無かった。だから私は眠れず朝まで過ごした。もしかしたらと最悪のケースまで想像して。朝になってようやく携帯が繋がるようになって、それでも電話に出てくれなくて、ようやく出たのが朝8時前。それでそんな「一人になりたかった」って言われても。謝られてもどうしていいか分からない。

 もしそれが、家では私やP子母に気を遣ってあれこれしてて気疲れしたというのであれば、多少は気持ちが分かるかもしれない。でもしてない。ただ家に帰ってきて、家の事なんか何もせず、する事と言えばモニタやテレビやタブレットに齧り付いて動画見るかゲームするか。自発的にする事なんか他に何も無い。会話も無い。ただ出された食事を食べ、ただ用意された風呂に入るだけ。朝はギリギリまで寝て、朝食も食べずに家を出る。だけど同じ屋根の下にいるだけで息苦しい気持ちは分かる。私だって息苦しい。P子母と生活するのは正直、息苦しい。だったら夫は私の倍、息苦しいのかもしれない。

 でもだったら、どうして同居なんて道を選んだのか。私は反対した。嫌だと言った。だけど私がお金を出すわけじゃないから私になんか決定権は無いと思った。夫は私の気持ちなんか見てくれなかった。自分の考えだけで夫実家に戻る意思を夫母に伝えた。私は夫のオマケか。ついでか。蛇足か。

 あまり書き続けると負のエンジンが掛かって止まれなくなるので自重するが、一番許せないのは、待っている(しかも迎えに行かなければならない)人間に対して何の一言も無かった事だ。嘘を吐くというのは相手を軽んじてる面もあると思うが*1、それ以上に「何も言わない」というのは、私はそちらの方が軽んじられているような気がして許せないと思う。携帯の電池が切れたと言うが、連絡手段ならいくらでもある。私だって先日携帯を忘れて何年振り、いや十数年振りに公衆電話を使ったくらいだ。それに最後に連絡が取れた時点で嘘でも何でもいいから「泊まる」の一言でも言えただろう。でも夫はそれをやらなかった。どれだけ相手を心配させているのか、どれだけ相手の心を押し潰しているのか、想像出来ないのだ。もしかしてどこかで倒れているのか、事故や事件に巻き込まれたのか。そう思いながら眠れぬ夜を過ごす私の気持ちよりも、自分の「一人になりたい、パーッと遊びたい」という気持ちの方が大事なんだ。そして「正直に言えば怒られる」と思って逃げたんだ。その結果、私は怒りよりも遥かに重く苦しい気持ちを抱える結果になった。今現在、私は夫を信じる事が出来なくなっている。

 「男なんだから心配しなくても大丈夫、大の大人なんだから」というのは知らない。心配する対象に性別や年齢なんて関係無い。仮にそんな理屈がまかり通るならば、「ならば女に悲しい思いをさせて何とも思わないのか」と言葉を返すだろう。そういうの嫌いだけど、そう言わざるを得ない。

 というか、こういう性格だから疎まれてるのかもしれないよね。私さえいなければいいんじゃないですかね。だからそういう性格が。鬱陶しいのでは。

 

 

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*1:嘘も方便は、今回は除外する