電気ポットを買ったら色々すごくて驚いた

 電気ポットを買ったのですよ。特に私は必要無いのだけど、P子母が「最近電気ケトル使うの大変」と言ってたので、買ってきました。聞いたその日に買ってきました。確かに電気ケトルって片手で持ってみると重いよね。高齢者にはちょっと厳しい重さかも。いくら本体軽量化したって、水入れりゃ結局重いもんなぁ……ちなみにケトルの方は新居の2階で夫が喜んで使うことでしょう。コーヒーとかカップ麺とか。カップ麺かよ。

 当然ポットも新居で使う物ではあるので考えて買うべきだったのですが、その時は頭の中が「ダイニングテーブル、照明、ダイニングテーブル、照明、ダイニングテーブル、照明、ダイニ(以下略)」という状態だったので「なんかせいのうよさそうなもの」という、なんとも頭の悪い選び方をしてしまいました。あと人が見てるのに反対側の商品を見てる御一行が私の存在を無視してぶつかってくるので腹いせに高いの買いました。というのはウソですが判断能力が鈍ったのは確かなので、ああいう無神経な人達はすっごい辛い玉ねぎでも食べて舌がヒリヒリすればいいと思います。「人を呪わば穴二つ」とは言いますが、私は既にフレッシュネスバーガーで超フレッシュな玉ねぎに当たって似たような目に遭いました。くそう。

  ちなみに買ったのは象印のもの。メーカーサイト見ると「VE電気まほうびん」という名称らしいです。目星を付けたものはブラウンもあったんだけど、店頭で尋ねたら「こちら一色になります」と言われて、おっかしいなぁ間違えたかなぁと思いつつ性能良さそうだからこれでもいいかと買ったら最上級モデルでしたこれ。目星を付けていたのは別のものというオチ。

 で、早速P子母宅で開封して使い方を教えるためにお湯を沸かそうとしたら、ウンともスンとも言わないのです。あれおかしいなぁ初期不良かなぁと思ったけど、表示はジリジリと上がっていくので壊れてはいない様子。あまりに静かなので本当に大丈夫なのかと半信半疑で眺めてたら、ちゃんと沸きました。しかも10分そこらで。なんなの最近のポットこわい。蒸気レスだし沸いたらメロディでお知らせしてくるし。しかし1300Wで高速沸騰させるので、マンションではブレーカーが落ちるのでした。そりゃ仕方ないか。

 他にも色々と機能があるらしく、乾電池使用でコンセント抜いてもしばらくは給湯可能だったり省エネモードがあったり、お湯が少しずつ出るカフェドリップ給湯とか……いやホント、どうなってるんですか最近のポットは。光センサーまで付いてて暗くなる(消灯する)と自動オフとか明るくなると自動オンとか……そのうちAI搭載して喋り出すんじゃないの? そういや使用状況をメールでお知らせして安否確認とかもあったね。それも象印だったね。うへー。

 まるで江戸時代からタイムスリップしてきた人みたいになってますが、実家で最後に電気ポット使ってたのっていつだっけ……なんか20年、いやそれ以上前のような気がします。下手すると昭和かもしれない。ストーブにやかん乗せてお湯沸いたら普通のポットに入れて使うという生活だったので、電気ポットに縁が無かったんでしょうね。あ、でもコンビニで働いてた時は普通に使ってたよなぁ……でもそれだって普通のシンプルな電気ポットだったわけだし。あーそりゃ私も年取るわって気分。

 

 ※2021年4月 加筆修正