「小姑が実家の事に口を出す」というのがよく分かった話(1)

 夫には姉や妹がいないので、私自身に小姑というものは存在しません。が、夫母には小姑が2人います。それが夫の伯母達というわけですね。1人は既婚でもう1人は未婚、双方とも我が強くてアクも強いです。つまり、非常に厄介な存在であります。

 とはいえ別に私達夫婦には特に強く何かを言うわけでもないし、夫母とのやりとりを見てても「……まぁ、どっちもどっちだな」という感じにしか見えなかったので*1、あまりこの夫伯母達を気にしたことは無かったんですよね、私は。わりとどうでもいい感じだったんですよ。眼中に無かったというか。

 しかし今回家を建てるにあたって、土地の名義が故・夫祖父になったままなのが非常に困るので*2、せめて名義を夫祖母にしてもらいたいというお願いをしなくてはならなくなってしまいました。夫祖母が「認知症」という名の妖精の国に片足突っ込んでしまったので、財産管理をしている夫伯母達に要請しなくてはいけなかったのですが、結果は散々。完璧に腐れてます、私。夫伯母達の株は暴落中。持ち直すこと? 無いんじゃないですかね。

 どのくらい腐れているかというと、多少口汚くなりますが……あの人達、すっげえめんどくせーんだわ。なんであんなに口も態度もデカいんだ? ただ年上ってだけでエラそうにしてんの意味わかんねーなマジで。あーだりー。かったりー。やってらんねー。やっぱりこの計画爆散させてぇな。HAHAHA。といった感じ。

 まず何がアレだって、夫祖母の症状が酷くて夫母が参ってしまっているということも陳情すべく夫伯母宅に行ったのに、何故か夫祖母がそこに座っているんですよ。何でも週末は夫伯母か夫叔母の家に夫祖母を泊めることにしたらしいです。一応、夫母に気を使っているようですが、だからって事前に言ってあるのになんで話し合いの場に夫祖母を同席させるんですか。張本人いたら「ばーちゃんがひどい」なんて言えないじゃないですか。名義の件だって余計話がややこしくなるというのに。だったら夫伯母と夫叔母、どちらか1名でいいですよ。両方いなくていいですよ。

 おかげで完全に出から調子が狂ってしまった話し合い。完全に向こうのペースでした。夫伯母達がどういう考えをしているのか・どういう人達なのかを見極めようとすると、どうしても話を聞く形にはなってしまうんですが、それにしたって喋るわ喋る……「女三人寄れば姦しい」を体現してるというか、2人でも勘弁してほしいくらいし、1人でもうるさいんじゃないかなアレ。本当に、やかましいの。うるっせえの。

 その様子を事細かに再現するのは不可能なので*3、要点をまとめると

  • 夫が家督として戻ってきてほしい
  • でも仏間を作って亡くなった人間を入れないと家を建てるのは承諾しない
  • 人数や間取りをしっかり考えてから出直してこい

これだけのことです。話し合いじゃなくて一方的に話しているんですよ。それなのに、これだけのことを話すのに使われた時間が

 

5時間

 

誇張抜きで5時間ですよ。5時間ずっと喋くってましたよ、あの人達。それを様子見とはいえ黙って聞いていた私、すごいな。昔、マルチの勧誘で数時間連れ回されたことがあるんですけど、まだマルチの勧誘のほうが気楽だと思えるくらい酷かったです。なんかもう拷問に近かったですね。まず最初に結論を言ってほしいですよ。それをグダグダグダグダと話をして、あっちこっちに吹っ飛ばして……自分含めて全ての女性がそうじゃないけれども、話があちこちに飛ぶ女の人っていますよね。私、そういうのあんまり好きじゃないんだよ。ただ駄弁っているだけなら別に構わないけど、せめてTPOくらい弁えてほしいです。

 で、グダグダの中身を端的に述べると「金・金・金」でした。せめて金とか名声とか分散させてほしかったなーというのはさておき、夫祖父や夫祖母がいかに夫母や夫達に対して援助をしてきたか*4とか、故・夫父の保険は全部孫に分け与えてやった*5とか、そのお金が残ってるなら金利で増えてるだろう*6とか、墓や仏壇だって新しくしたんだ*7とか……その時は黙って聞いてたんですよ。だって話は双方から聞かないと判断できないから。それで、後で夫母に事実確認をしてみたら、まー食い違うわ食い違うわ。注釈のとおりなのでした。

 何でそんなに認識に違いが出るのかなーと思ったんですが、多分夫祖母は「お金を出してもらっていた」という認識が無いんでしょうね。「嫁の金は自分の家の金、つまりは自分の金」だと思っていたんでしょうね。お金を出し合って生活するという考えではなくて、働いた金、有り金は全部出せというスタンスだったんでしょう。山賊か。

 そして、夫伯母達は自分の親の話を鵜呑みにするだろうから同じ認識なんだと思います。だから夫母に対して「毎月10万しか貰ってなかったんだから、あの人はもっとお金があるはず」「家計を任せてからだって、月2万円も出してるんだ」と言えちゃうんでしょうなー。浅ましいですねホント。

 ちなみに月額の件を夫母に聞くと逆ですよ。お金を出していたのは10万どころじゃないし、家計を任されてからは「2万しか出してもらってない」どころか、認知症の症状が出て言い合いになってからは2万円すら出していないそうですよ。それもきっと「今まで養ってやったんだからいいだろ」と思ってるんですよ。うわひでえ。

 遺言書の話も、多分夫父の保険金が絡んでるんだと思います。「孫達に●000万もくれてやったんだから、夫祖父が亡くなったらお金は夫祖母に、でもそれじゃ娘達が可哀想だから土地は夫祖母と夫叔母達で分ければいい」……そういう考えだったんじゃないんですかね。だからしつこいようですが、その●000万という保険金は、半額は夫母が相続して、残りは夫兄弟が分割するものです。「自分達が保険料払ってやった」とか言い張りますが関係ありません。そもそも払った保険料だって元を正せば夫父のお金だったらしいですね。どんだけなんだよ。どんだけ業突く張りなんだよこの人達は。

 というか、ホントに思うんですけど、土地を夫祖母と夫伯母達で分けるという認識だったのなら、夫は関係無いですよね。それなのにどうして「家督」だなんて持ち上げるんですかね。「家督だから戻ってきてほしい」なんて言うんですかね。意味分かんないですよ。家督だから戻ってきてほしいけど、頭を深々と下げて我々の条件を全て呑まないと土地は渡さん! ということですかね。別にいらんよね。言っちゃ悪いけど、そんな農地としてしか使えないような二束三文の土地なんぞ負債にしかならんです。

 昨日の夜あたりにようやく難聴っぽいのが治まりかけたのに、記事書いてたらまた難聴っぽくなってきたよ。やっぱりストレスなんだろうか。というわけでやめます。続きは次回。

 

※2021年3月 加筆修正

*1:夫母も怒られるようなことをしている

*2:あの世の人間に承諾書とか連帯保証人とか頼むの無理

*3:私が発狂する

*4:実際は夫母から「金を巻き上げていた」という表現が正しいようなお金の取り方をしていた

*5:正確には遺産なので半額は夫母に渡ったが、その保険料だって夫父や夫母が渡したお金で払っていた

*6:認識間違いがあるのでそこまで無い

*7:だから実際は夫母のお金から出した