私が納屋をどうにかしたい理由

 前回、納屋を残して2棟建てられることは可能だと分かりました。人間の記憶って割といい加減な部分あるので、記憶を頼りに頭の中で思いを巡らせるだけじゃ分からないことも多いんですよね。あと図面があっても見てるだけじゃ結構イメージできない部分も多いです。だから、自分で図に描いてみてようやく理解するのです。

 というわけで、現状で考えられるプランをまとめてみました。まず大前提としては納屋は残すけれど、片付けとリフォームは必須です。これができなければ、私はボイコットします。どうしてそこまで強固なのかといえば、前々回の記事でも書いたように納屋の中がどうにも酷いことになっているのです。

 

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 これ2011年秋頃に撮った納屋の一室ですが、今もほぼ同じ状態です。むしろクモの巣やら埃やらで余計に酷い状態になってます。震災で崩れてきたわけじゃありません、最初からこの状態です。私が結婚した頃から既にこれ。奥の方なんかは背丈以上に物が積まれています。4年どころか8年近くもこの状態なんですよ。信じられます? 誰も片付けようとしないんですよ?

 

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 そして左側が片付け前で、右側が片付けた後。今年の春、私一人で片付けました。恐らく数年は経過したと思われる猫の亡骸があったり、色々大変でした。でもこれ、あくまでも氷山の一角、ほんの一部。奥にあるのは処分待ちだけど、右側のものは捨てられない物。それは何かというと、葬儀の際に使う物や夫祖母の衣服など。猫の糞尿まみれの葬具なんて使えるのかな。服、着れるのかな。

 

 そう、夫祖母は「捨てられない人」です。

 夫母も「捨てられない人」です。

 どこにも救いなんてありません。

 

 どちらかといえば夫祖母のほうが捨てられないことを拗らせています。いや夫母も大概なんですが、夫祖母のほうが上回っているとは思いもしませんでした。一瞬、認知症の症状のせいかなとも思いましたが、恐らく元からの性格だと思います。そうじゃなければ、こんなに物を溜め込めるわけがない。だから何年も片付けずにそのまま放置しているんです。

 私は先に「納屋の中がどうにも酷いことに」と書きましたが、本当のことを言えば、酷いのは納屋の中だけじゃありません。納屋の裏手にも物が積まれ、下屋の部分にも物が堆積し、地面から靴や缶詰が出てくるような家です。ハウスの前に栄養ドリンクの瓶が放置されてたりもします。自分も物臭だし、すぐに散らかすタイプだけど、ここまではちょっと……。

 これが、私が同居したくない最たる理由です。とても一緒には暮らせません。価値観が違いすぎるというか、衛生上の問題が多すぎる。解体して建て直せば強制的に片付けられるから、納屋を解体したかった。でも、夫祖母は物や建物に執着して納屋を片付けさせてくれない。とはいえ納屋をそのままにした状態で家だけ建て替えるのは真っ平御免だ。だったらせめて納屋を片付けませんか、リフォームしませんか。なんて、夫祖母に言っても無駄なので、せめて夫伯母達にでもと言ってみたのだけれども……その話は、次回。気力があれば*1

 

※2021年3月 加筆修正

*1:色々言われて虫の息