正直、家を建てられる気がしない

 このブログは、敷地内同居を巡り翻弄される人間模様を描くドキュメンタリーです。と、大袈裟にでも書いておけばいいでしょうか。だから最終的にどうなるかなんて誰にも分かりません。げっそり。

 ここ最近どうにもやる気が起きません。しばらく間取りも考えていません。あれだけ態度を硬化させた夫祖母を説得する術なんか見つからないし、そもそも認知症なのにどうやって言質を取るのか、取ったとしてそれが有効なのかなど、なんかもう考えるだけで憂鬱になるんですよね。

 どうしてこうなる前に、土地の名義をちゃんと変えなかったんでしょうか。よくあることだとはいえ、どうしてこの世に存在しない人間の名義のままにしとくんでしょうね。後々こうやって厄介なことになると想像できないんですか。自分さえ苦労しなければ何でもいいんですか。ああすみません、夫祖母にちょっと憤っています。自分がいなくなってから建てろって、結局面倒事から逃げようとしているだけじゃないですか。そうやって7年前に夫祖父が亡くなった時、夫を喪主にして逃げたんじゃないですか。家督だ何だって言って。若くて右も左もさっぱり分からない夫(と夫母)に全部押しつけて、自分はなーーーーーーーんもしなかったじゃないですか。私、その時のことは結構根に持ってますよ。田舎の悪い部分を集めて煮詰めてドロドロに凝縮したような体験でしたからね。そりゃ私の性格も余計悪くなりますわ。

 その後も夫にベッタリと依存して、こちらの都合も考えず、いつ来るのか今日は来るのか来ないのかとせっつき、行ってみればただの鉢の移動だけだったとか、そんなことばっかりでしたよ。おかげで私は一時期相当病みましたよ。どうして毎週夫実家に行かなきゃならないのかって。どうして行くのが当たり前になっているのかって。って、ただの愚痴になりましたねスミマセン。

 つまり、夫に家督だ何だってベッタリ依存するなら、大人しく従ってくださいよって言いたいです。まぁ言えないんですけどね。もう病気になってしまったのだから。認知症相手に正論振りかざせませんよ。それでも言いたいんですよ。言っていいなら言いますよ。あの納屋は良い柱を使ってるだ何だってグチグチ言わんでください。いくら本当に良い柱使ってたとしても、実態はボロッボロでネズミが走り回るような古い納屋ですよ。夏場は臭いも酷い、劣悪な環境の納屋ですよ。現実を見てください。ちゃんと見てください。いい加減にしーてーくーだーさーいーーーーーーーっ!!

 という、ね。もうやだ、夫実家。できるだけ愚痴は書かないようにライトな感じで綴っていこうと思ったのに、結局こうなっちゃうんだ。2世帯だろうが3世帯だろうが敷地内だろうが完全だろうが何だろうが、過酷なんだよ。元から嫁姑の争いがあったなら尚更だよ。三つ子の魂百まで、そう人間の本質なんか変わりはしない。そういうこと。こんな状態で明日打ち合わせなんて言われてもなぁ、ただ面倒で憂鬱なだけにしか思えないんだよなぁ……。

 

※2021年3月 加筆修正