実は遺言書がありまして、と言われても

 もうやだよー家建てるのやめたいよー。

 なんかもうマイホーム系のブログにあるまじき、やる気の無さです。でも夫実家の問題(主に夫母の愚痴8割)を聞かされたら大抵の人間は裸足で逃げ出したくなるでしょうよ。裸足でアスファルトの上歩くのは痛いのでお勧めしないけど*1

 前回の話を改めて聞いたところ、若干聞き間違えていた部分がありました。「寝ている間に布団変えられた」というのは、「押入れにある布団をどこかに持っていかれたと勘違いした」んだそうです。まぁそんなことはどうでもいいですね。でも夫祖母にとってはどうでもいいことではないらしく、今現在も夫母の料理を食べません*2。完全に「へそを曲げた状態」だとか。

 ちなみに、やたらと攻撃的になるのは夫母にだけです。夫や私や夫伯母達が来ても普通に話をしています。典型的な認知症の症状ですかね。来客には気を張るので症状があんまり出ないとか、そんな感じの。一応みんなその症状のことは聞いているので夫母が疑われたりはしないのは安心ですが、「そのうち『お金○○(夫母)に盗まれた』って言われるだろうけど、盗まないからね」と冗談交じりで言うのは洒落になってないので勘弁してください。

 で、タイトルの件ですが。夫母が夫伯母と話をしていた時に、そう言われたんだそうですよ。「調べたらおじいさん(故・夫祖父)の遺言書があった」って。その内容たるや、衝撃的なものだったらしいです。夫母の中では。夫や私は別にショックでも何でもないんですが。ただひたすら面倒臭いだけです。

 そしてその衝撃(※夫母限定)の内容といえば……

  1. 預貯金は全額夫祖母へ
  2.  土地と家屋は夫祖母と夫叔母達3人で分ける

なんだってさ。はぁそうですか、いいんじゃないですか?

 私なんかは本気でそう思ってしまうわけで、まぁ好きにすればって感じなんですが、夫母は非常にショックみたいですね。夫は私ほどではないにしろ、割と他人事な感じ。いや一応キミ相続人なんですけど。まぁ、別にいいならそれでいいけど。

 夫母が言うには、夫祖父の体調が悪くなった時に、夫祖母が書かせたんじゃないかということらしいです。その時は夫達兄弟もまだ成人していないから、そんな遺言書になったとか? というか代襲相続のこと知らなかったとか? まぁ何にせよ夫母は

「あんなに○○(夫)に長男だとか頼りになるとか言ってたのに、なんにも残すつもりなかったんだ」

と、ショックを受けたみたいです。はぁ、そうですか。その張本人は割とどうでもよさそうなんですが。でもまぁ、夫母の言うとおりの思惑であるのなら、別に跡を継がなくてもいいということになるよね。もう好き放題じゃん。どこにでも行けるじゃん。こんな所に住み続ける必要なんか無いじゃんか。そんなの私だけかと思ったら、やっぱり私だけでした。なんだよもうめんどくさいなぁ。どうでもよさそうなフリして結局自分の実家に執着してるじゃないか、夫も。

 そんなわけで夫はとにかく自分の実家に家を建てたいんだそうです。そうすると遺言書の内容が懸念材料になるのは間違いありません。今は故・夫祖父の名義ですが、遺言書のとおりならば相続するのは夫祖母と夫伯母と夫叔母の3人のみとなるわけで、何かあってこじれたら家を建てられなくなる可能性もありますよね。いっそそうなってしまえと思う本音は呑み込むとして、それにしてもそんな遺言書まで書かせておいたというのに、何故に夫祖母や夫伯母達は土地を相続しなかったんだろうかという疑問が残ります。夫母達が住んでいるからとはいえ、夫祖母の名義にしてしまうのは関係ないですよね。まぁ考えられるのは、なんだかんだで長男である夫の存在なんだろうけど……まぁもう考えるの面倒臭いのでいいです。ここでいくら憶測を語ったところで何にもなりませんし。

 ただ一つだけ、夫伯母達は夫や夫母に深々と頭を下げてほしいんだろうなと。土下座する勢いでお願いされたら許可してやってもいいくらいの気持ちでいるのかもな。まー憶測ですけどね。憶測憶測。ま、仮にダメだったらみんなで家出しよう。別の土地に家を建てよう。誰だって相続絡みのいざこざは面倒だし嫌だもんな。

 

※2021年2月 加筆修正

*1:夫実家の草刈りを手伝って靴の中と足が汚れたので裸足で歩いたら、すっごく痛かった

*2:ご飯と漬物は食べてるので多分飢餓状態にはならないかと