話はちょっと戻って、A社に決めた理由をもう少し詳しく

 気持ちは決めてあるので名前を出してもいいんだけど、ネット上の情報が少なすぎてすぐ身バレてしてしまう可能性が高いので、仮に「A社」としておきます。会社名の頭文字でも何でもありません。今回はA社に決めた理由をもう少し掘り下げてみようかと。

 何せ2世帯に3世帯が住むという変則的なことをしようとしているので、基本的に地元の業者に頼もうと思っていた私達。確実に注文多いからね。でも家なんか建てたことがないからどこにすればいいか分からない。そんな悩みかと思いきや、逆にいくつかツテがあるけど果たしてどこにすればいいのやら……と悩む状態。というか、そんなにあるなら大手のモデルハウスとか見学しなくてもよかったのでは。

 

1.A社(夫のツテ)

 夫の仕事の取引先。周囲の評判が「(社長さん)良い人だよ」「信頼できるよ」といったもので、実際に話を聞きに見学会に行ったら評判の通りだったと。それで「もうここでいいんじゃないか」と思ってしまったというわけ。

 無理にでもマイナス要素を捻り出すとしたら、デザインが無難という点なのかもしれません。いや普通は「無難」ってマイナス要素にならないのだけど、見た目が命なP子母は華やかなモデルハウスのある大手に傾きがちなので。

 

2.B社(夫母のツテ)

 これも夫母の仕事関係のツテで、話を聞く限り信頼性は◎。でもネットで検索してみるとサイト自体が消滅していて見れなかったりするのがちょっと残念。だから唯一どんな家を建てるのか具体的に分からない。後に別件でお世話になったりもしたけど、話しやすくてこちらも良さそうな感じではあった。

 

3.C社(母のツテ)

 実家の近所の工務店。それで昔からよく話をしてたりして、どんな感じの家を建てるのかというのは知ってたりする。って、母が。私じゃないですよ。

 

4.D社(私達夫婦のツテ)

 今住んでいる家の浴室やトイレをリフォームした時に来てくれた会社。年が近いので一番話しやすい。最初はここにしたいよねと話していた。いろいろな問題も大体なんとかしてくれる。

 

 これ逆に決められないんですよ。基本的にどこも信頼できるし良い仕事するだろうし。相見積もり出して断りを入れるの、本当につらい。安さで選べない。かえって大手メーカーや初めて知る会社の方が後腐れなくて断りやすいのかも。

 結局、最初に話を聞いたA社に決めたという感じになりました。家から一番近いということもあります。何より夫が一番連絡取りやすい会社だし。打ち合わせしやすいというのは大事。

 とはいえ夫母やP子母が納得するわけありません。普通なら何社か同時進行で見積もり出してもらって比較して決めるという感じなんだから。それにP子母だって夫母だって他に良さそうだと思っている会社あるんだろうし。だけど、ただでさえ3者の意見をまとめるのは大変なのに、そこから更に数社同時進行で打ち合わせしろって、心労で倒れます。自分で言うのも何だけど、しんどい。無理。

 

 だから本当はもっと視野を広くして吟味すべきなのは分かっているけど、A社にしたいということになったのでした。結局、打ち合わせをするのは私達だから。とりあえず夫母は警戒心さえ無くなれば大丈夫だろうし、P子母は自分の要望が通ると分かれば大丈夫だと思います。

 

 

※2021年2月 加筆修正