快適さを求めるならば温度より湿度の方が重要だった、という事に今更気づく

 毎日あぢいですね。先月まで住んでいた家は「NO気密NO断熱」というレベルでしたが、それでもエアコンを使えば、エアコンのある部屋だけは(強調)それなりに快適でした。古いエアコンでも冷やすことだけはできたから……寒冷地仕様じゃないから暖房は封印してたけども。

 それで、ふと以前の環境はどうだったっけかなーと調べてみたんですよ。ええまぁ、ちょっと記録が残ってまして。あまりの暑さにヤケを起こして測ったのを思い出したんですけども、当時の私よ、よくやった。今こうして役に立つ時を迎えたのだフハハハハ。ああもう暑くて色々おかしい。今すぐ除湿機を買いに走りたい。水の中の魚ってこんな気分なのかなぁ。もういい喋るな。

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 築数十年の「NO気密NO断熱の家」でエアコン(冷房)の設定温度30℃、その時に想像した室温は26℃。実際の室温は29℃。体感温度を計算したら26.6℃。

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 時期的には今と同じ8月上旬、「冷夏だって言ってたのにウソツキ!」と腐れるくらいの猛暑。今より2年前の話です。気密性なんて何それという家で、外気温は32~33℃くらい。エアコンといっても多分8畳用そこらで、製造から軽く10年越え。家全体を冷やすという事は期待していないので、8畳間をほぼ閉め切って使用するものの、部屋と部屋の間を仕切っているのは壁ではなく襖や障子。ね、NO気密でしょ。

 そういう状況の中、設定温度30℃で生活していたわけですが、気分的には室温26℃くらいに感じていたんですよね。ただし、じっと座っていれば。「体感温度」と書きたい所だけども、計算したわけではなく「あくまで自分で感じた温度」なのでまどろっこしい表現になってますがご了承ください。

 そして実際の室温は約29℃、でした。まぁエアコンの風にあたってたら余計涼しく感じるよね、と思われるかもしれませんが、測った場所はエアコンのほぼ真下で、私が座っている場所はそこから離れていて直接風が当たらない場所だったんですよ。それなりに快適でした。

 ちなみに体感温度を計算出来るサイトがあったので適当に「温度29℃、湿度58%、風速0m/s」で計算してみたところ、体感温度は26.6℃でした。ああ、大体そんな感じなんだ。合ってたんだ。

 

keisan.casio.jp

 

 そう、湿度は約58%でした。それ単に屋外もそれくらいの湿度だったんじゃないの? という気もしますが

  • 縁側の窓全開で風を通した玄関先……室温30.5℃、湿度64%
  • エアコンのある部屋の裏にある行き止まりの廊下……室温32℃、湿度70%
  • 北側だけど夕方は西日が差し込むトイレ前……室温32℃、湿度68%

バラつきがあるものの、窓全開の玄関先の湿度とあからさまに差があるので、やっぱりエアコンが仕事をしていたんですよね。それにしてもエアコン無しの場所の湿度の高さよ……そりゃあ押入の中や風の通りの悪い家の隅は湿気が籠もってカビも生えるわ。

 というわけで、室温が高めだろうが湿度が低ければ体感温度は下がるんだよな、つまり下げるなら温度より湿度なんだなと思った次第です。そして夏場に手っ取り早く湿度を下げるのに有効なのはエアコンなんだろうな……。

 

 ちなみに現在の2階の湿度は70%。これでも下げたほうなんですよ。昨日までは80%以上でした。その話は次回に持ち越します。続く。

 

※2021年7月 加筆修正