まぁ2世帯住宅で同居をすると壁とか溝ができるという話でもいいんだけれども、今回は文字通り「壁」を作ったという話です。大変でしたよ、ええそりゃもう。
我が家は玄関水回りが別々の、いわゆる「完全分離」な2世帯住宅です。いやそうだよね、完全分離じゃないと生きていけないから分離してくれってお願いしたんだよね? でも色々あって引き渡しの段階では完全に分離してませんでした。その理由は謎。以前書いた通り、単に私がさっぱり把握してないだけなのでキチンとした理由はありますよ。でも分かんないし、今更訊くのもアレだし、まぁいいか後で塞ぐならという感覚で放置してました。
こちら夫実家側のLDK。中央の扉の向こうが廊下になっています。扉の形状からして最初から収納にする気で設計はしてあるわけです。夫母曰く「ごめんね~こっちばっかり収納あって」だそうですが、収納が圧倒的に少ない我が家のほうが片付いているのは何故でしょう。そりゃP子母がいるからですけども。
それがどこに繋がっているのかというと、ここ。中央ドアの向こうに階段と廊下があるのです。
こんな感じで、って、何したかったのかよく分からない写真ですみません。右側が階段になります。そして正面が夫実家側に繋がっているのです。双方キッチン脇に扉があるので、キッチンのニオイがこの廊下に渦巻いています。我が家の方は普通のドアなので閉めてしまえばニオイも何も無いんですが、夫実家側はご覧のとおり光が漏れるレベルで隙間があるので閉めていてもニオイがやってくるのです。夫母は「新しいキッチンは臭わないね!」と言ってましたが、ごめんなさい結構臭います……。まぁこちら側も夫やP子母は気づかないような生活臭はあるんだけれども、そこまでは気にならないレベルというか、何というか。
あと、音ですね。夫実家側の声が結構響いてきます。2階にいると特に聞こえてくるので、やっぱりその辺は気になるなぁと。いくら遮音シート張り巡らしたところで完璧な防音など無理だというのは分かっていても、壁すらない状態だし……。
というわけで解体後に壁を作って、こちら側にも収納扉を付けてもらう予定ではあるんだけれども、それまではベニヤ板でどうにか……という話だったんですよ。ニオイや音よりも、安心して猫を放せないし。だから仮の壁が出来てから引っ越そうという計画だったわけです。でも引き渡し後2週間経過しても工事に来てくれないので、いつまで経っても引っ越せない状況が続いていて、だったらもう自分でやるよと半ばヤケで壁を作るという苦行に至ったのです。
はい、壁です。
というのもあまりに乱暴なので、以下、何の参考にもならない工程です。
- ベニヤ板を用意(表裏合わせて高さ900ミリ×4枚・高さ600ミリ×2枚)
- 廊下の幅に合わせてカット(高さは900・600・900の2400ミリでカット不要だった)
- 角材を枠のように並べてベニヤ板を乗せ、適当にビス留め
- 裏返して新聞紙を適当に詰める
- ベニヤ板を乗せて、更に適当にビス留め
- 搬入
- あ、巾木のおかげで真っ直ぐにならないや
- 巾木の分だけ超適当にカット(糸ノコが役立った)
- はめ込む
- 頑張って垂直に近付けようとするが、まぁ適当でいいやと投げる
- 金折で2ヶ所ほど固定
- 隙間に新聞紙詰める
- 養生テープで上から塞ぐ
で、こうなったと。雑すぎて笑っちゃう。どうせ1ヶ月そこらで御役御免になると思うとね……。それにあまりガッツリ固定してほしくないみたいなので、せいぜいこんなもんかと。これなら簡単に撤去できます。というかせめてテープをもっとキレイに貼りなさいよ。ホント、雑だよな。
で、遮音はあまり期待していなかったんですが、こんな厚さ3センチほどの(中に新聞紙が詰まってる)壁でも、声がくぐもるようになりました。つまり何を話しているのかはよく分からないレベル。ニオイも私が分からないレベルにまでシャットアウトされるようになりました。猫もこれなら体当たりしても倒れないだろうし、ガリガリやってもどうにもならないのでオッケー。
さて次は猫トイレ置き場を作らなくては。やる気ゼロなんだけども。
※2021年7月 加筆修正