「家を建てると誰か倒れる」という迷信にうんざり

 そりゃ一応根拠と言っていいのか分からないけど、可能性はあると思いますよ。普段の生活に加えて打ち合わせに次ぐ打ち合わせが重なって過労気味になるとか、慣れないことが続いてストレスが増えるとか、新居に住み始めてからであれば環境の変化についていけなかったとか、色々。でもそう言われると結構イラッとするのよゴメンね。

 というのも、夫や夫母がそれを真面目に信じているらしく、かなり初期の段階から夫に「お祓いした方がいい」とか言うんですよ。だからイラッとするんですよ。過労には気をつけてねと労うんじゃなくてお祓いしろという心配の仕方がイラッとするんですよ。そのくせ休みの日には畑やれとか草刈りしろとか、休ませようとしないのはどういうことですか。車で1時間は掛かるのに、毎週畑畑畑畑って何なんですか。もう引っ越してからやるから勘弁してほしいんですよ。むしろ私がストレスでおかしくなりますよ。というか既におかしくなってるよコンチクショウ。

 で、そういう人ってさ、何かあれば全部「新築のせいだタタリじゃー!」とか言うんでしょ。何でも新居のせいにしないでよ。家屋に罪無いでしょ。大体、「よく聞く」って言うけどさ、それってせいぜい自分の周囲レベルでしょ。千万単位で聞き取り調査したわけでもないでしょ。ネットで調べたところでそういう例を抽出して読んでるだけに過ぎず、全体のうちの何%かってのも不明じゃないのさ。だから「迷信」と言われるんだよね。だけど実際に心労や過労が原因による不調や不幸はあると推測されるわけで、だからこそ「迷信」が現在まで生き残ってきたんだろうね。

 というかね、お祓いっつーか、まずそのゴミの掃き溜めみたいな納屋の中身を何とかすればいいんじゃないの? それどうみても不幸の象徴だよね、良いことなーーーんも無いよね。大事な物ならどうしてもうちょっとキレイに保管しないのかね。ただ見て見ぬフリしてるだけじゃん。それで迷信を真に受けるとか、他にやるべきことあるでしょって思っちゃう。

 ああ、やっぱりこの類の文句出ちゃった。できるだけ表に出さないように頑張ってたんだけどなぁ。やっぱ無理だった。とりあえず夫には「(新築すると倒れるなんて)んなもん過労のせいじゃ、気にするな」と言ってるよ。元々夫もそういうのはあまり気にしない性格なんだけども、あまりにも夫母や夫祖母(夫伯母達も含めて)が負のオーラをバンバン漂わせるから、むしろ私が嫌になるよね。私が心労でぶっ倒れるよね。

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 まぁ何でこんな話を今更出したのかというと、先日、P子母が夜中に腹痛起こして夜間救急に連れてったからなんですよ。や、ただの食中りですよ。3日前の食べ掛けの煮魚をロクに加熱もせんで食べたと言ってるので。CTから血液検査から色々したけど問題無かったし。病院では先生もかなり唸りながら「胆石が詰まったけど何かの拍子で流れてった、これくらいしか考えられない」と言ってたらしいけどね。ちょっと理由付けには苦しい気がするよ。なんて2016年の私は書いていたけど、実際本当に胆石だったよ疑ってごめんなさい。ああ恥ずかしい。とにかく、その時に夫母にタイトルの件を言われたのね。それで余計にイラッとしたと。違うわ、全然関係無いわ。

 そんなことより、夫祖母が納屋の物を処分されたりする光景や解体作業を目の当たりにして認知症の症状が悪化する可能性はあるほうが心配なんですけども。そういうのはお祓い行ったらどうにかなるんですかね。どう考えたってどうにもならんじゃないですか。そっちの方を心配するべきだと思うんですけど、タタリとかノロイなんかよりも。

 

※2021年6月 加筆修正