急に、心に隙間ができた(あ、大した内容じゃないです)

 今住んでいる家は平屋でそんなに広くないけど、別に広さに関して不満を持ったことはありません。断熱材が入っておらず、夏は暑く冬は人生嫌になるレベルで寒いのが不満。そして昼間でも照明が必要なくらい暗いのが不満。あと台所とか浴室とか不満を言い出せばキリが無いけれども、とにかく広さに関しては不満が一度も出たことはありません。まー狭い所が好きなので小ぢんまりとしてても平気というか。

 それなのに、建築中の家に対して「あーもっと広い家だったらいいのになぁ」と思ってしまうこの心境って一体何なんでしょうか。乱心ですか。それともなんかブルーですか。いや落ち着いて。

 2世帯だから外側から見ると大きく見えるけど、半分に割れば普通の、割とコンパクトな家。周囲(主に夫伯母達)から「大きい家なんか建てても将来どうするの」「広いと大変だよ!」とか散々言われて、削りに削って決めた間取り。別にそう言われたから削ったというわけではなくて単純に予算オーバーだから削ったんだけど、それでも意識してしまった面も多少はありますよ。将来将来って何回言われたことか。鬱陶しいと思うくらい言われたっけ。まぁ夫伯母達の存在そのものが鬱陶……やめとけ。

 P子母の寝室が予想外に大きくなったり、部屋を通らずにベランダに行けるように考慮したり、夫実家側に納戸や物置など作ったおかげで削らざるを得ない部分が出てきて、そのシワ寄せが全部2階に回ってきた。ベランダ削ったり部屋削ったりしたよね。でも、私だって収納スペースもうちょっと欲しかったよ。ホントは小屋裏収納作りたかったよ。だけど予算的に問題もあるし、将来のことを考えたら使いづらいかなぁ……と思ってしまって断念したんだよ。それに対して後悔しているのだろうか。本棚を置くスペースが無くて困ってるのは事実なんだけれども。

 それにしても、今から四半世紀過ぎたところでまだ60そこそこ。確かに将来のことは大事だけれども、もう少し今を大事にしてもいいんじゃなかろうかと思うんですよね。夫伯母達は既に60過ぎてるからそういうことを言うんだろうけど(あと自分達の住まいに不満があるからかどうかは知らんけど)、年配者の意見を全部聞いてたら新鮮味に欠ける家になってしまいますよ。というか、なんで一緒に住むわけでもないのにあれこれ言われなきゃいけないんだっつーの。けっ。

 まぁなんていうか、もっと遊びたかったなーと心のどこかで思ってるんでしょうね。遊ぶというか、遊び心ですよ。そう、遊び心が足りないのです。そしてイタズラにトイレ脇の壁にニッチを作ってくださいと頼むのでした。床から1100mmの高さに、幅200mm高さ600mmのニッチ。どうすんだ、それ。何飾るんだ。

 

※2021年4月 加筆修正