LDKの補助照明を考える

 「ダウンライトは暗いですよー」

 A社でよく言われる言葉です。ダウンライトで大型シーリングライトと同等の照度を出すためにはダウンライトが何個も必要なので、工賃が高くなり費用が嵩むという理由。それさえ了承していただければ大丈夫です、と言われてはいるものの、実際ダウンライトのある生活をしたことが無いので迷うのです。悩むのです。潔くダウンライト無しにしてもいいんだけど、LEDの大型シーリングライト一つで本当に部屋全体を明るく照らせるのかどうかという疑問が……。

 大型シーリングライトって、LEDと蛍光灯とでは印象が違いますよね。実際、今住んでいる家ではLEDと蛍光灯の大型シーリングライトが1つずつあるんですが、正直なところ蛍光灯型の方が見やすいんですよ、やっぱりね。

  • LED……真下は明るいけど部屋の縁の方は全体的に薄暗く感じる
  • 蛍光灯……部屋全体が満遍無く照らされていると実感できる

 なんというか、LEDの方が「どぎつい」光にように感じるんですよ。拡散タイプでも何だか大きなスポットライトの下にいるような気分になるというか。とはいえ、今は大抵のものがLEDなんですよね。つまり選択の余地は無いんですか、そうですか。

 何も蛍光灯の照明器具販売終了させなくたっていいじゃんとぼやきたくもなるのです。まるでLEDの光みたいに一方向に突き進まなくたっていいじゃないか。とはいえ、悲しいかな、庶民の私はLED化の波に逆らえず、先行き不透明な蛍光灯の照明器具を諦めてしまいます。2020年に蛍光灯と白熱灯が販売禁止になったわけじゃなくても、メーカーが蛍光灯の照明器具を作ってくれなきゃ結局同じことですよ。蛍光灯だけ売ってても器具が無ければ使えないですよ。

 となると、LEDの性能の更なる進化とコストダウンを望むわけですが、今建築中の家でそれを待つわけにはいきません。今ある物の中から選ぶしかないのです。ってなー、どうなんだろうなー。照明って店頭やショールームで見ても実際取り付けてみないと分からないんですよね。だって展示されてるものは天井の高さというか空間そのものが家と違うわけだし、製品情報の配光曲線とか見たって素人にはさっぱり分からんですよ。見方を覚えればいいんだろうけど、「ある点の照度は光度に比例し、光源からその点までの距離の2乗に反比例する」とか、ゴメン頭悪いから数日で覚えられないしイメージできない……。

 難しいことを考えるのはやめましょう。目下の問題は、「LDKのリビング(とダイニング消灯時)をLEDの大型シーリングライト1灯でまかなえるのか」ということです。

 

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 こうやって見ると、ダイニング消灯時は暗いでしょうね。使わない部分は消灯が鉄則ではあるものの、薄暗いと気が滅入るということを今の生活で思い知っています。あくまでも私の感覚なので感じ方は人それぞれ。

 ちなみにリビングの部分に2つ印が付いているのは、迷いです。LDK全体で考えるとオレンジの方がいいかなとは思うものの、リビング単体で考えると中心からズレています。左側の壁の中心にテレビを置き、その正面に直線上にテーブルを置くつもりでいたので、照明はテレビとテーブルを結ぶ直線の延長線上にあったほうがいいかなと。それが水色の部分。

 

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 暗い暗いって何が暗いかといえば、灰色の部分。間取りではダイニングですが2階へ行く通路でもあるわけで、例えば深夜の帰宅時や入浴時などに何かしらの明かりが欲しいです。ダイニングの照明使えと言われればそれまでなんだけども、何か違う。せっかく家を建てるのに代替的な方法を取らなくても……と思っちゃう。だから補助的な照明が欲しいんですよ。

 

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 というわけで、赤い部分にダウンライトを設置したいです。このれならリビングの照明も水色の部分で問題無いと思います。何故左側が少し下にあるかといえば、階段室のほうに照明があるから。パナソニックで作ってもらった「あかりプラン」でも似たような感じでしたね。

 

※2021年4月 加筆修正