電気配線が難しくて頭を抱える

 〆切までに電気配線が決まらず、宿題が終わらなかった子供のような気持ちでA社に向かいました。ほぼA社の提案通りで提出した夫母が上棟式の件で話をしている間、頭を抱えながら間取り図と睨めっこする私の様は、給食を食べ終えられなくて放課後まで居残る子供のようでした。うーん、あんまり面白味のない表現だな。3点。

 というのはさておき、電気配線ね。今の生活環境に満足していれば、いかにその環境に近づけられるかというのをイメージすればいいので、比較的簡単な気がします。でも、全く環境の違う「新しい生活」をイメージするというのは、結構難しいものです。生活というものは人それぞれで、まさに「十人十色」。先人達の知恵があったところで、それなりに参考になれども具体的に自分が生活している様子というものは想像しづらいのです。だってねぇ、体験したことが無いんだもんねぇ。

 それでもまぁ何とかコンセントの位置は決められました。けど、どうしても照明が決められなかったんですよね。だって具体的な照明器具まで考えていなかったから。ただ「シーリングライト」とか「ダウンライト」とかでは漠然としていて想像しづらいんですよ。

 というかね、夫実家側ってどうしてそんなあっさりなの? いや別にいいんですよ。A社提案のままだって別に問題無いならいいんですよ。でもね、決まらないと頭を抱えてる私に対して「え? そんな考えることある?」って言うのは……ああもう親子だな! この人達ホント親子だな! そんな親子の様子に忌々しささえ感じてしまいます。「延長コードあるよ」とか「コンセントに生活合わせる」とか、もうね、それただ問題先送りしてるだけじゃん! キーキー!

 例えばね、私らのほうの2階トイレ、A社提案の図面を見たら照明のスイッチがトイレの中にあったんですよ。右側がすぐ階段で壁が無かったのが理由で、それでも良ければ別に問題は無いんだけど、やっぱり消し忘れなどのことを考えたら外側にスイッチ欲しいなと思ったんです。で、考えた結果、トイレを出ると正面は壁なのでそこにスイッチを設置してもらうことにしました。動線から外れてないし、目の前にスイッチがあるので脇にあるよりは消し忘れも少ないんじゃなかろうかと思うんだけど。って、ホラ考えることあるじゃん! キーキー!

 ……という大人気ない憤りを胸に抱きつつ、照明が決まらないと頭を抱えているのでした。一部は本当に決められず、次回に持ち越し。夫母が微笑みながら「来週まで決めないとね♪」という言葉にガルルルルル。なんかもう許さん。大人げないですね。いやそれでも大人だから顔は笑ってますよ。すっごい苦笑したけど。超苦笑い。

 

※2021年4月 加筆修正