やっぱりね、2世帯はキッチンを別にした方がいいよと思った出来事

 大晦日に夫実家に行く時に、おでんを作ったんですよ。で、それを温め直すために夫実家の台所に立ったわけですよ。おでんって具を入れた後はそんなに強火にはできませんよね。でも夫母は言うんです、「そっち(火力)が小さいから、こっちにしたら?」と。いやいやそんな強火で加熱したらすぐに沸騰しちゃいますって。それに3口コンロの上の小さい部分じゃないんだから(夫実家のガスコンロ、2口コンロ)そんな大丈夫ですって。

 でも納得しない夫母。また「こっちがいいよ、時間掛かるよ」と言うのです。いやいや、大丈夫ですって。冷め切らないように鍋を毛布に包んで持ってきたんだから、そんな時間掛かりませんって。煮立てる必要が無いんだから、時間掛かりませんってば。

 それでも納得しないようで、3度目に言われた時点で「おでんは沸騰させちゃダメなんです」と言いました。知らなかったみたいです。つまり鍋を預けていたら地獄鍋のようにグラグラと沸騰させられてたというわけで……嗚呼。

 いえね、「おでんを沸騰させちゃいけないことを知らなかった」のが問題なんじゃないんですよ。そりゃ知らないことは誰だってあります。私だって知らないことだらけですよ。問題は知っている人間と知らない人間の、やり取り。これが自分の親(P子母)だったらギャアギャア言い合うことはあるとしても、そこまでストレスにはなりません*1。でも夫母が相手だと「沸騰させちゃいけないんだってば! 何回も言ってんでしょ!」というような対応はできないわけで。

 さすがにそれは極端な例だけれども、正直に言ってしまえば、キッチンが共用だとイラッとすることが多くなるだろうなぁ……ってね。それは夫母も同じだと思います。どちらが正しいかではなく、自分のやり方があるわけです。それを訂正するというのは大変です。「嫁姑」という関係の場合、姑は「嫁よりも長年料理をしている」という自負があるだろうから、特に。

 それなら実の親子だって似たようなもんじゃないかって? ああいや、P子母は「料理嫌い」って公言してるから。私に丸投げする気、満々ですから。いやいいんですけどね*2

 そんなわけで、やっぱりお金が掛かってもキッチンは別にした方が穏便に暮らせそうだなと思った出来事でした。あとね、オーブントースターから白煙上がってる時はさすがに怯えました。一体何をしたんだと覗いてみたら、どう見ても入らないだろうという冷凍ピザが入ってて、扉のガラス窓にぺったりと張り付いて……それ、普通半分に切るとかして焼くもんじゃ。というか、そこにオーブントースターあったのかというくらい、周囲に物が詰め込まれ……危ないなぁ! 頼むから新居ではそういうことはしないでほしいと心底願うのです。汚部屋で火事とか、たまったもんじゃない。

 

 ※2021年4月 加筆修正

*1:と、この時は思っていた。甘い。

*2:甘い! 甘すぎる! と、5年後の私は思っている。