いわゆる「老人室」の配置に悩む

 夫祖母の部屋の配置に悩んでいます。何故か「帯に短し襷に長し」という言葉が思い浮かぶような……いや決して邪魔だというのではないし、将来的には夫母が使うらしいので無用の長物にもならないはずなんだけど、どうにも「この部屋が無ければキレイに間取り収まるんだけどなぁ」と思ってしまうのです。とにかくトイレの近くじゃないとダメ、みたいな空気があるので。次いで浴室。

 何より夫祖母や夫伯母達は「北側の部屋なんて暗いし寒いからダメだ」と言うんですよね。まぁ年取ってから価値観を180°変えろって言ったって無理だからしょうがないです。さりげなく酷いことを言ってますが、寒くないのに「寒い」と、思い込みで事実を捻じ曲げるらしいので、どうにもこうにも。

 それにしても40年以上前の家に比べたら、これから建てる家なんて断熱性能が格段にアップするんですけどね。家の裏側が土手だから薄暗いとか暗いとか、それだって今ある家の真ん前まで位置を移動させるんだからそんなに影響無いはずだし。でも「北側の部屋=寒い暗い何かやだ」だもんなぁ……もう夫祖母や夫叔母達を納得させるのも嫌なんで、南側の部屋にするしかないですよ。

  で、南側に配置すると決めたはいいのだけれど、次に悩むのがリビングに接するか否か。今の家の老人室(夫祖母寝室)はリビングに接しているどころかリビングと一体化しているので、どうしたものかなと。

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 元々介護用に増築したものだから、こんな状態なわけです。確かにリビングにいながら介護ができるというのは、常に様子を見られるというメリットがあるんだと思います。でも、落ち着きません。前にも書いたけど、落ち着きません。よくよく話を聞いてみると、夫伯母が泊まりに来る時はリビングに布団敷いて一緒に寝ていたって話じゃないですか。あの、左側の和室の存在は。

 しかしまぁ、それで「客間なんかいらないの! リビングに寝かせればいいの!」とか言ったんですね。若い頃の感覚なら友達のアパートに遊びに行ってその辺の床で寝るというのも有りだとは思うんですけど、普通の家でリビングに布団を敷いて寝るという価値観が無かったもので……そこそこ来客のある家だったら客間ぐらい作りませんかね。作りたい作りたくないは別として。

 そしてビックリしたのが夫母の「普段リビングにはいないよね」って発言。いやいると思うんですけど。客間じゃないですよリビングですよ。でもそれも↑こういう家だからと思えば納得します。リビング兼客間兼老人室、そりゃいたくないよね。みんな各部屋に引きこもっちゃうよね。落ち着かないもん。リビングと客間が兼用なのはいいとしても、そこに寝室まで融合しちゃってるのが問題なんですよね。一人暮らしじゃないんだからね。それで夫母や夫弟は食事を済ませればさっさと自分の部屋に引きこもっちゃうんだから、夫祖母だけが(そこそこ)快適に暮らせる部屋でしかないんです。正直、異常です。夫伯母が泊まりに来れば、夫祖母を除く家人が遠慮してリビングに入らない、そんな生活おかしいですよ。 

 そう考えると、やっぱり夫祖母の部屋とリビングは切り離すべきなのかなぁと思います。さすがにもう一つ小さなリビングを作るのは予算的に無理なので。いや夫母に言われたことがあるんですよ、別にリビング作ってくれと。だったら夫祖母の部屋をリビングから離せばいいだけなんですよ。もしくは、せめて隣接しても壁と扉で仕切るとかね。

 

※2021年3月 加筆修正